プロセカに実装してほしい2020年良曲ボカロ30個くらいあげてく
去年の今頃はボカロがまたこんなに注目浴びて聞かれるようになるなんて思わなかった。知らない人は知らないかもしれないが、昨年新作のスマホゲー「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク」がリリースされたりボカロP出身のアーティスト「YOASOBI」がそのボカロポップなテイストで人気を博したりと、今再びボカロブームが訪れているのだ。特にプロセカの影響すごくて、プロセカに収録された曲は再注目を浴びて再生数も大きく伸ばしているし、長くボカロ追いかけている身としてはプロセカさまさまといった感じだ。
そんなプロセカだけど、やはりボカロファン的には自分の推し曲が収録されてほしい、推し曲を推しメンに歌ってほしいってどうしても思う。そういう思いが抑えきれなかったので2020年の最新ボカロ曲の中でも、プロセカに未収録の曲の中からオススメの良曲を厳選してみたのでよかったら聞いてほしい。最初の5曲…いや3曲だけでもいいから聞いていって!!
youtubeプレイリスト↓
KING / GUMI
まずこれは絶対外せないって曲を一番最初にあげましょう。2020年に彗星のようにデビューした若干17歳のボカロP、Kanariaによる2作目の曲がこれだ。
ぐいってつかみかかってくるようなイントロから徐々に緊迫感を増していくサウンドがラスボス感を醸成している。GUMI Englishの舌足らずな歌い方も中毒性を高めていてリピートが止まらない止められない。曲を止めても脳内で延々流れてるくらいの癖の強さそして圧倒的かっこよさ!! すでにかなり人気を集めてきているがこの曲抜きに2020年のボカロは語れないといっても過言ではない。2020年どころか20年代を代表する楽曲のひとつになってもおかしくないぐらいのポテンシャルがある。
ジェヘナ / wotaku
ジェヘナ / wotaku feat. 初音ミク - ニコニコ動画
wotakuは2年前のボカロおすすめ記事でも紹介したけど、ほんとこの才能が埋もれなくてよかった。だってwotakuが2020年出した曲、全部いい。全部いいんだもん。とにかくおしゃれでかっこいい曲を連発しまくっていて勢いがすごい。そんな中でも特にいいのがこのジェヘナだと思う。この「生きていたいよ」の切実さを聞いてくれ。そして「僕らは生きるしかないんだ」の諦観を感じてくれ。この絶望的にまで心を揺さぶる詞のかっこよさよ。
神算鬼謀 / メドミア
2020年自分が激推ししてるボカロPがこのメドミア。
ボカロ曲って音楽ジャンルの中でもいい意味で狂った感じの曲が多いけど、メドミアの曲もいい感じに狂っていて、ただ最初から狂いきってるわけでなく、狂気が徐々に徐々に侵食してくる感じがたまらなく好き。これはぜひ最初から最後まで聞いてほしい。そしてこちらに迫ってくるものを感じ取ってほしい。特にこの「神算鬼謀」は転調の仕方が本当に好きで2020年で一番聞いたボカロ曲だ。
Penguin's Detour / 林田匠
Penguin's Detour / 初音ミク - ニコニコ動画
この曲を聞くとなんでか心が揺さぶられる。雰囲気も歌詞もどこか暗めで言いようのない悲しみがあって、サビの盛り上がりがまるで慟哭のようで、なにかに縋りたくなるような、どうしようもなく自分と向き合わされる曲。大きな壁に直面してる人にこそ強く響く曲だと思う。後ろ暗い心情がそのままこぼれだしたような歌詞も素敵。心がざわつく日はこの曲を聞きながら目を瞑って瞑想する。おすすめ。
晴天を穿つ / 傘村トータ
晴天を穿つ / feat. Mew - ニコニコ動画
詞のセンスが突き抜けすぎてる。どこの歌詞を切り取っても様になるし、一度聞くだけで脳裏にワードが刻まれる。サビの歌詞とか最高すぎない??? 好き。さわやかで綺麗な曲調に神がかった言語センスより生まれた歌詞がすごくマッチしていて何度でも聞きたくなる。たぶんただ綺麗な言葉を並べただけだとこの曲の魅力は出てなかったと思う、どことなく不穏な響きを持つ詞をさわやかに歌い上げることで虚飾ではない本心が感じられるようになっている。
ワンダーランド / higma
ワンダーランド / higma feat.初音ミク - ニコニコ動画
落ち着いててかわいいメロディが移り変わっていく、音の展開が楽しい曲。ぐるぐると目まぐるしく展開していくのに全体的には落ち着いててかわいい感じからズレてないのがちょっと不思議で面白い。まるで夢の中にいるようなふわふわとした感じにさせてくれる。リズムが楽しくてずっと聞いてられるのもグッド。
SorrowChat / Mimi
切ない、かわいい、切ない曲。もうね、綺麗すぎる。ピアノもミクの歌声も、綺麗すぎて聞くだけで浄化される。悲しげなイントロから徐々に力増してサビでブワッとくる流れもずるい。心が完璧に洗われる。なんでこんなに綺麗なんだろう。MIMIの曲はどれも綺麗で素敵だけど、すこしの憂いを帯びたこの曲は特に心に響いてくる。
春嵐 / john
ちょっとチープな感じがありつつもすごい勢いのある面白い曲。とにかく勢いがすごくてスピード感もあって聞き終わるまであっという間に感じる。畳み掛けるような転調が特に好き。曲名に違わぬ春の嵐のような一曲。この曲に限らず、なぜだかjohnの曲は思春期を経て大人になりつつある少年を強く想起するんだけど自分だけかな?
彼岸薔薇 / iPPei
音のハマり具合がすごく気持ちいい一曲。演奏のレベルも調教のレベルも高くて聞きやすい、これが処女作というのだから驚き。ほんと毎年毎年言ってるけど近年の新人ボカロPレベル高い人多すぎる。これ、今のうちに聞いておけば古参アピできますよ! みんなで聞こう!
かみさま、あなたの言うとおり / 卯花ロク
かみさま、あなたの言うとおり / 卯花ロク ft.初音ミク - ニコニコ動画
ストーリー性のある歌詞が楽しい一曲。サビにかけて上がると思いきやちょっとさげるのがそうくるかあああって感じで面白い。好き。他の一連の楽曲と繋がりがあるのも楽しい。一曲の中で急変する感じじゃなくゆるやかに繋がっていくようなストーリーラインが独自の世界観を作っていて単体でも連作としても聞きやすくていい。
ヴィラン / てにをは
トランスジェンダーについて歌った曲。ほんとどんな言語センスあれば「素晴らしき悪党共に捧げる唄」なんていう歌詞をひりだせるんだろう。トランセジェンダーの苦悩がよく表現されている。歌わせ方がまたよくて、展開に合わせて低くなったり急に荒んだり開き直ったり心情が伝わってきて本当に人が歌っているようにも感じれる。その悲しみをわかりたくて何度も聞いてしまう名曲。
夜離れ / 夏山よつぎ
『夜離れ』- 初音ミク(yogare / feat. MIKU) - ニコニコ動画
おしゃれでアップテンポなジャズなのに、なぜだかすごく息苦しさを感じる。でもその息苦しさが、切なさがなんだがすごくいい。締め付けられるような感じが癖になるかっこ切ない歌。なんでか、この曲に心にぽっかり穴を開けられてしまったよう。夏山よつぎの曲は他にもおしゃれな曲が多いけど、振れ幅が大きいというかすごく器用でいろんなジャンルを開拓してる人なのでぜひ他の曲も聞いてみてほしい「半透明ピエロ」とか「テンミニッツカジノ」とか「五月雨プロローグ」とかほんと良曲しかない。
イヱスマン / 煮ル果実
ここ一年の曲の中でもハチャメチャに盛り上がれるナンバーがこれ。最初から最後までアガる要素しかない。サビなんて聞いてるだけでついついシャウトしたくなる。音のひとつひとつが細胞に響いてくる。やなことばかりで絶望ばかりでも吹っ切れるしかないよなって思わされる。生きながら死んでるのにこの今だけは最高って気分にさせてくれる。これは絶対に聞いてほしい曲。
p.h. / SEVENTHLINKS
この曲は聞けば聞くほど強くなる。ゆっくり薬漬けにされてくような謎の中毒性を秘めた曲。最初聞いて、なんかそこまでじゃないなって思っても、なぜだか2回目を聞いてしまう、2回聞いたらもう止まらない。全部からっぽにされるまでリピート止まらない。みんなもこの曲聞いて気持ちよくなろう!
ダウナ / PolyphonicBranch
こっちはもう完全にトリップしてる。ここ数年の病み系狂い系楽曲郡のなかでも飛び抜けたパンチの強さとかっこよさを持っている曲。聞く薬物。そしてこのサビの圧倒的な中毒性の高さよ。こんな強いメロディなのに聞いてるうちに体から力が抜けていくような陶酔感と気持ちよさがあってリリースからそんなに経ってないのに鬼のようにリピートしてる。
ユージュアル・サスペクツ / appy
ユージュアル・サスペクツ / appy feat.flower - ニコニコ動画
昨年はボカラップも良曲が多かった。中でもピカイチなのはこれ。めっちゃ耳に残るリフに綺麗にflowerの声が乗っててすごく気持ちいい。どことなく哀愁ただよう歌詞も相まってかなり落ち着く雰囲気に仕上がってる。こういう曲はローテンションの時でも自然とノリやすくて汎用性高い。
ごめんごめん / 100回嘔吐
謝罪を連呼するってすごいネガティブなはずなのにこのヤケクソで突き抜けていて吹っ切れていくのがすごく良い。ローでネガでダウナーなAメロからダビで一気にポジまで反転するのが楽しい。ラスサビが完全に吹っ切れた感じなのがまた良い。全然あやまってない感じなのが良い。もうそのまま突き抜けてくれよって感じ。
ノケモノネバーランド / おくのほそみち
鏡音リン・レン - 『ノケモノネバーランド』 - ニコニコ動画
このカッコよさは優勝。一つ一つの音が頭の中をガサガサと駆け回るような感じで全細胞が総動員されてしまう。演奏も調教も歌詞もかっこよすぎでしょどうなってんの。いますぐ全人類にフルで聞いてほしい…。もうほんと今すぐ全部奪って壊してくれって感じになる。中毒性も高すぎて聞くたびにクラクラしてしまう。ためてためてサビで解放する感じが好きすぎる。ほかにもほかにも全体的にセンスありすぎてたまらない。とりあえず聞いて。10回聞いて!
レクデンシー / manika
manika/レクデンシー feat.初音ミク,flower - ニコニコ動画
このどうしようもなくうまくいかない感じがめっちゃわかりすぎて、愛おしいくらいに好き。最近になってなんだかうまくいかないって感情がにじみ出るような曲増えてきたけど共感性高すぎてほんと良き。みんな「死にたくて生きたい」んだよね。ほんとレクデンシーなんだ。
クロユリのイノリ / TaKU.K
こてこてのかっこいい系ロック。ヘヴィーなサウンドがズンズン入ってきてそれに乗っかるflowerの声が一層美しい。ラスサビのシャウトとかもう最高。来てほしいとこに来てほしい音がくるのほんとわかってるって感じがしていい。期待を裏切らない素晴らしいボカロック。
GETCHA / GIGA & KIRA
Giga & KIRA - 'GETCHA!' ft.初音ミク & GUMI【MV】 - ニコニコ動画
ほんとやばいコラボがきてしまった。GigaとKIRAでかっこいいの二乗。ほしいとこ全部くる。聞きすすめるたび、そんな展開しちゃうのって、あっあっあってなる。言葉にならない、めちゃアガる。全部のメロディが良すぎて気を抜けるところがない。こっちのキャパシティ超えてる。それぐらいおしゃれでクールでキュートでめっちゃillな曲。
PaⅢ.REVOLUTION / 雄之助
PaⅢ.REVOLUTION / 初音ミク×GUMI×鏡音リン - ニコニコ動画
ミクGUMIリンの3人によるちょっと大人でクールな楽曲。1回聞いて「あ、かっこいい」てなる。最初からしっかり掴んではなさない感じがいいよね。MVのイラストも雰囲気にマッチしていて、このイラストいいなって思った人は曲にももれなくハマれる。プロセカだと圧倒的ビビバス感あって個人的にかなり推したい。
ネリネージュ / ノイ
サビの疾走感たまんないかっこいいflower曲。こういう曲にみんな弱いんだよなあ~ノリ感強くて歌いだしたくなる。サビとか絶対気持ちいいじゃん。こういう良質なロックがぽんぽん出てくるからボカロ漁りはやめられない。まだまだ知られてなさすぎるからたくさんの人に聞いてほしい1曲。
終焉逃避行 / 柊マグネタイト
去年デビューしたPの中でとにかく独自の世界観に魅了されるのがこの柊マグネタイト。デビュー作の「或世界消失」が11分もある長尺で圧倒される作りで、そこから一連の楽曲でさらに確固たるイメージを築き始めてる。3作目となるこの曲は和テイストなロックで一昔前からの流行りのボカロっぽいテイストに迎合しつつも特有の未来感が融合していてスタイリッシュに仕上がっている。デビューからわずかだけど1曲ごとに成長してる感じがしてポテンシャルが底知れないPである。
KANASHIBARI / ゐろは苹果
あああああぞくぞくする。くるっててくるくるしてて、言葉もぐるぐるまわって音の意味とか文章の意味とか全部分解されて、連なりも繋がりもないひとつひとつになって流れてくる感じ。考えるんじゃない、感じろ、音に呑まれろ。どんな精神状態していたらこんな神曲が作れるのか、恐ろしさすら感じてしまう。くるくるくるう曲。
Mellow / 飴がふる空
眠れない夜に聴きたい、しっとりしてて、眠りの海のはざまで漂っているようなメロディの曲。聞きながら目をつむってたらそのまま眠ってしまいそう。寝ホンで横になって、布団の中でこの曲に揺れていたい……。そういう素敵な曲。この人の曲どれもおしゃれで落ち着いてていい曲ばかりなのに全然知られていなくてつらいです……。みんな聞いておすすめしてまわって……。
シニカルナイトプラン / Ayase
2019年のおすすめ記事ですごい新人として紹介したけど、いやまさか1年でここまで有名になると思っていなかった。ボカロPのAyaseと言ってわからない人でもYOASOBIのAyaseと言われれば、今や知らない人はいないレベル。YOASOBIとして大成しつつもこうやってボカロ曲も出してくれるのが本当に嬉しい。出す曲出す曲AAAレベルだけど個人的にはこの「シニカルナイトプラン」は外せなかった。「間違いだらけの遊びしようよ」って歌詞やばすぎない? ファーストインプレッションがすごすぎて、何回も何回もリピートしてもちっとも衝撃が収まらない。めちゃおしゃれで大好きな曲。
刹那の渦 / バルーン
音楽聞くときあんまり大衆人気とか再生数とか気にしないようにしてるけど、いざこうして超大物アーティストの曲を聞かされるとなんか打ちのめされる。もうね、レベルが違う。どこをとっても完成度高すぎて、自分なんかがこうして駄文で感想を連ねることで逆に曲の感動が薄れてしまうんじゃないかって思わされる。ほんとそれくらいに良すぎで嬉しくて感極まる。過去のバルーンの曲からさらに進化してて、ほんとボカロPでいてくれてありがとうって想いしかない。
こわいものがみたい / シャノン
ごめんだけど、シャノンは一生推してくって決めてんだ。「死について」で一目惚れしてからずっとシャノンの曲を聞き続けてるけど、聞けば聞くほどその世界観に引き込まれて、他で代替が効かなくなる。新たな曲を聞くたびにその独自の思考、死生観に魅了されてシャノンワールドに引き込まれていく。「こわいものがみたい」は和ホラーなテイストの曲だけど、こわいのに、美しいから、惹き込まれていく。魅了されていくんだ。
シャンパーニュ・デイ / ナナホシ管弦楽団
この曲は自分がいままでに聞いたボカロ曲の中で間違いなく一番に熱くてかっこいい。音の展開もつなぎも完璧で極めつけはこのギター。やばすぎる。ボカロで熱くなれる曲って存外少ないけれど、これはそこらの生歌よりぜんぜん熱い。ラストまで聞いても熱狂冷めやまない。好きすぎる…。万人にウケるとは言わないが、圧倒的マイベストで激推しの熱曲!!!
毎年こうやってボカロおすすめまとめてるけど、今回はプロセカに入ったら、、、いや入れ!!って感じでおすすめピックアップしました。プロセカ曲もいいの多すぎるよね「ステラ」とか「potatoになっていく」とか「ReadyStady」とか「セカイはまだ始まってすらいない」「モア!ジャンプ!モア」とかほんと全部好きすぎる。どのユニットに歌ってほしいとかまで語り始めたらきりがない。ほんとキャラかわいいし良曲だらけなのでめちゃおすすめです。みんなプレイしてボカロ界隈もっと盛り上げよう!!
おすすめしきれない曲はいつもはてなブックマークやtwitterで紹介してるので興味出てきたらフォローよろです! では!
http://b.hatena.ne.jp/nunnnunn/VOCALOID/
Oculus Quest2使用1ヶ月レビュー
やっときた pic.twitter.com/VAYwGyNOk9
— ぬんぬん (@numenunu) 2020年10月16日
Quest2使いはじめて1ヶ月くらいたったのでレビューします。
使用状況
64GB。純正linkケーブルとエリートストラップ(バッテリー付き)を併用。
Quest2購入までに使ったことのあるVRデバイスはOculusRiftのみ。
手元に届いてから毎日1日平均5時間以上使用。プレイしてるソフトは以下。
- VRChat(8割方これ)
- POPULATION:ONE
- ソード・オブ・ガルガンチュア
- VirtualDesktop
- SUPERHOT VR(steamvr)
- Half-Life:Alyx(steamvr)
- Phasmophobia(steamvr)
- No Man's Sky(steamvr)
- ZomDay(steamvr)
- NETFLIX
後述するが、VR睡眠などの一般的ではない使い方をしている。
良い点
Riftと比較してめちゃくちゃ画質がよい。そのためか長時間プレイしても目も疲れづらい。細かい文字もしっかり読めるようになりブラウジングなどの快適度が高い。疲れててPC前に座る気力がなくてもだらだらブラウジングができる。
トラッキングの精度も高い。暗所ではトラッキングができなくなるのはやや不満だが仕方ない。ハンドトラッキングは楽しいがまだ開発中ということで、位置のトラッキングは十分だが指のトラッキングはまだまだ甘い感じ。
コントローラーの操作性がよい。持ちやすくずっと持っていても疲れない。そして電池もちが良すぎる。毎日5時間以上使っても1週間以上もつ。1~2時間程度の使用なら毎日使っても余裕で1ヶ月持ちそう。Riftの電池の交換はわりと手間だったのですごくうれしい点。
気になる点
音漏れが激しい。あまりないと思うが横に人がいるときにVRエロ動画などを視聴すると丸聞こえになるので気をつけましょう。別途ヘッドホンを装着することで解決は可能。
本体のバッテリー持ちが短い。フル充電から2~3時間くらいで0になる。ゲーマー的には一つのゲームに2~3時間うちこむことはザラなので充電しながらプレイすることになる。しかしそれだとワイヤレスというQuest2の最大の長所を消してしまうのでバッテリー付きストラップは欲しくなる。バッテリーをつけると7~9時間ほど連続使用が可能になり快適になる。
黒が明るい。液晶の光が強くて黒い画面でもかなり明るく感じる。もう2万だしてもいいから有機ELにしてほしい。
ストラップについて
通常ストラップでずっと遊んでいる分には十分に感じるが、一度エリートストラップをつけると通常ストラップじゃ不満に感じるようになる罠がある。
通常ストラップでもしっかり支えてくれるが前部分に重さが集中しているせいで重量以上に重く感じる。頬骨の上あたりに負荷がかかって疲れやすい。重さを我慢できても顔面が疲れる。
後頭部は全然締めつけ感がないわりにはしっかりフィットしてずれない。装着もめちゃくちゃしやすい。ただ寝っ転がるとわりとずれやすい。
エリートストラップはしっかりフィットして安定感がある。ただストラップの付け外しをするたびに根本からバキっと折れそうで不安になる。
後ろ側にウェイトが寄っているため顔が疲れにくい。調整もしやすいので連続使用でちょっと疲れたときはゆるめたり瞬時にいい感じにできるのがラク。
?????????? pic.twitter.com/hCuLfCgMKj
— ぬんぬん (@numenunu) 2020年11月12日
耐久性は低い。なにかにぶつけたわけでもないのにいつのまにか破損したので構造的に負荷が集中しやすいのかもしれない。問い合わせたらすぐに新品を送ってくれたが、構造が同じならまた壊れそうなのでサードパーティー製のもののほうがいいかもしれない。
PC接続について
linkケーブルを使った接続
給電しながら遊べるのが最大の利点。遅延もほぼない。
Quest2の画質に対応してないため画質は少し荒くなる。ほとんどが再起動でなおるが、oculusボタンが反応しなくなるなどバグも多い。発売1ヶ月段階ではβ版の機能なので仕方ない。すぐにQuest2にも対応するらしい。*1
Quest2のストアで買ったゲームでも対応してるタイトルじゃないとlink接続中は遊べない。接続を切るか、PC版のストアで買い直す必要がある。
VirtualDesktopを使った接続
Quest2の画質をフルに活かせる。綺麗すぎて感動する。ブラウジングもPCゲームも全部綺麗。優先のわずらわしさもない。
ちょっと遅延する。個人の環境に左右される話だけど、回線が重い時間帯などはかなりラグる。ブラウジングはともかくゲーム中はかなりストレスになる。
VR睡眠について
ほぼ毎日ヘッドセットを付けた状態で寝てる。めちゃくちゃ快適。前述した通り黒が結構明るいのは残念だが、付けて横になったときの寝心地はかなりよい。
通常ストラップのほうが横になったときの頭の向きが自由だが、ズレも多い。ストラップへの負荷を気にする必要もないが、プラスチック部分が後頭部にあたって気になる。
エリートストラップは後頭部にバッテリーがあるので仰向けに寝にくい。負荷は気になるが横寝ならほとんど問題なく寝れる。
現在、スリープモード時間の設定に関わらず動いていないと1~2分でスリープモードに移行するバグがあり、寝るときはもちろん横になって動画見ているだけでも頻繁にスリープになってしまう。回避するには常に手を動かし続けるか、ハンドコントローラーの電池を抜くか、トラッキングをオフにする必要がある。面倒だが、トラッキングをオフにするのが一番手間がかからないと思う。11/16日のアップデートで修正されたとのこと。
ワイヤレスが一番寝やすいが、拡張バッテリーをつけていても起きたら充電切れなことが多いので結局linkケーブルで給電しながら使うことが一番多い。
ゲームプレイ
Quest2本体のゲームについてはトラッキングのズレもカクツキもなく、高画質で最高。PCゲームについては接続方法によってラグや画質の低下はあるが、ゲームプレイに致命的な影響はない感じ。VRデバイスがない人はもちろん、すでに他のVRデバイスを持っている人が買っても後悔しないだろう。
ただしoculuslinkやハンドトラッキングなどのまだ開発途中の機能やバグもあるので今後のアップデートでの改善に期待したい。
まとめ
- 基本性能の大幅向上で快適性がすごくあがった
- コントローラーの電池持ちはいいが本体は悪い。要バッテリー
- エリートストラップは付け心地いいが壊れやすい
- 開発中の機能やバグも多い
- 睡眠デバイスとして優秀
ゲームのレビューは気が向いたら書きます
*1:この記事執筆時点で正式版がリリースされ画質が改善されたようだ
「ラブライブ!」と「宇崎ちゃん」ポスターに共通する問題
「ラブライブ!」のコラボポスターが批判されています。
な…なんでこのポスターに描かれている女の子のスカートは透けているの…?
— 華月法里🌈多様性を認め☀️寄り添い🌏支え合う🌟 (@K_Norisato) 2020年2月13日
:(;゙゚'ω゚'): https://t.co/wCdYBAfgPz
コラボ広く公知させることが目的のポスターでスカートが透けているイラストを使うのは批判が集まって当然でしょう。作品のことを詳しく知らなくとも、女学生の様なキャラクターが透けたスカートを着ているというシチュエーションの異常性はひと目で感じ取れます。これは炎上まったなしです。
さて、一方で元々「ラブライブ!」のファンは、そもそもなぜ多数の批判を集めているのか困惑します。ポスターの絵をどう見たって普通のスカートであり、そもそもキャラクターが透けたスカートを着るような作品じゃないのですから。
まず批判派にとっては、あのスカートはどう見ても不自然です。実際にスカートを着用しても、イラストのようなシワはつきません。透けてないとしたら、股間のラインを強調するために無理に布を食い込ませた性的なポーズのように見えます。スケスケスカートではなかったとしても、女学生のキャラを過度に性的に描くのはやはり問題があるでしょう。
ラブライブ高海千歌ちゃんのスカート問題 実際にプリーツスカートを履いて確かめた結果・・ - Togetter
一方で擁護派にとっては、何が問題なのかわからないくらい普通のイラストです。たしかに股間のラインにシワが付いて影が落ちていますが、同様の手法は「ラブライブ!」を見ていれば散見されます。今回のポスターに限ったことでなく、様々なシチュエーションのイラストで見慣れていますし、これまでに性的なシチュエーションもない作品なので今回もそうでないことはわかります。
今度はラブライブか。スカートにより問題のシワとやらはあったりなかったり、だが少なくとも言えるのは、
— キルゴアさん (@KilkilGoregore) 2020年2月14日
沼津は2年前から街中こんな感じで、人口の半分を占める女性からは一言も抗議はなかった、という事だ。
言われなそんなスカートのシワなんか、誰も気になんかならへん、ちう事なんやないのか? pic.twitter.com/KEdmQnwk2e
これは技術的な視点でも裏付けされていて、プロの漫画家やイラストレーターにとっても、あえて性的に描いたものではないとわかります。
今炎上中のラブライブポスターのスカートのしわ問題に
— 篠房六郎 (@sino6) 2020年2月14日
ついて、いち絵描きとしての技術的考察です。誰かを罵る前に落ち着いて読んで下さい、まずは。 pic.twitter.com/A28GZaZ4FX
とはいっても、元々「ラブライブ!」に詳しくない人からするとそんな事情はわからないし、技術的な話なんてそれ以上に理解が難しく、コラボイラストが透けて見える・性的なポーズに見えるのは致し方ないと言えるでしょう。
少し前にも似た問題がありました。「宇崎ちゃんは遊びたい!」の献血ポスターが過度に性的に見えるというもので、批判派にとっては「媚びた表情(アヘ顔)」「胸を強調したポーズ」が公共の場に掲示するポスターとして相応しくないとのことでしたが、元々作品を知る人にとっては、媚びた表情をするようなキャラクターではないし、過度に胸を強調したイラストではなく元からそういった画風なのだということはわかってますから、何の問題も感じません。
「宇崎ちゃんは遊びたい!」は第二弾コラボの特典が漫画になったことで批判の波は収まりました。これは擁護派が知っていた作品の文脈が批判派に共有されたためでしょう。
「ラブライブ!」と「宇崎ちゃん」の問題、両方に共通しているのは元々の作品やイラストの技術的な知識があれば性的に見えないものが、そういった文脈を知らない人にとっては性的に受け取れてしまうということです。こういった問題は今回たまたま「ラブライブ!」「宇崎ちゃん」で起こりましたが、どんな作品でも起こりうる問題だと思います。本来作り手にとって意図しないものが受け手によっては感じられてしまうといった問題は創作の歴史を紐解けばそう珍しいものではないからです。今回のような話題のたびに、「この作品が問題になったが、じゃあこっちの作品の方は問題ないのか?」といった議論提起が巻き起こるのはそういうことであり、「受け手の感じ方」の問題としてしまうと、それこそ受け取り方なんて千差万別であり、マンガ・アニメに限らずあらゆる作品・表現が批判の対象たりえます。極論に思えるかもしれませんが、この議論の行き着く先は、批判派が完全に沈黙するか、あらゆる表現が規制されるかのどちらかです。実際本件に関する意見をSNSなどで見て回っても「こんなポスターは相応しくない、規制しろ」「規制派の言い分は間違ってる。規制派は頭がおかしい」みたいな強い論調が両者共に目立っていて譲歩点をさがす方向に全く議論が向いてないんですよ。
重要なのは、知ることです。
強弁な人こそ、知らないものに対しては自分の知ってる常識に照らして強くものを言いがちになり、強い言葉で言われたら言われた方も強い言葉を使いがちになるもので。論点がどんどん置き去りになって議論が白熱して、そうなると発端になってるポスターの企画の責任者なんて蚊帳の外で結局うやむやな状態で判断を下すしかないわけですよ。批判が通って規制されたり、通らず変わらなかったりとするわけですが、どちらになったとしてもなぜそうなったのか明確じゃなく、明確なことでないと事例として全く共有されないので、同じ様な問題が何回も繰り返される。
批判側にも擁護側にもそれぞれの文脈があり、それらすべての文脈を把握するなんてことは到底無理でしょうが、自分と違う文脈を持っていることは知っておくことで多少冷静に議論ができるはずです。作品の作り手やファンは、文脈を知らない人にとっては性的だったり不快に感じられることもありうると理解し、批判側は自分が感じたものと違う感じ方がある可能性を知ること。おかしいと感じた表現はしっかり表明すること、対しておかしくないと感じればこれはおかしくないよと言うこと。幸い現状でもそれぞれの文脈を共有しようという向きはあるので、それらの向きに対して強く言わないこと。互いの意見を傾聴すること。
「宇崎ちゃん」と「ラブライブ!」どちらも問題の根幹は同じであり、「宇崎ちゃん」であれだけヒートアップした問題がすっと収まったんですから、互いを知って冷静に意見すればそれぞれにとって良い方に推移させられると思います。
結局みんな最近のボカロを聞いてない
米津玄師とか須田景凪とかまふまふとかボカロ出身のアーティストも最近では幅を利かせるようになって、「ボカロはクソ」とか「所詮ボカロ」みたいなこともそう言われなくなってきたけど、結局ボカロ曲がたくさん聞かれるようになったわけではないんだよなあ。これすごくもったないことだと思いませんか??
考えてみてください。今のボカロ界隈って、米津みたいなスターを目指そうって輩がひしめいてるんですよ。才能ある人どんどん出てきてるんですよ。なのにそういうのがあまり聞かれてなかったりするんですよ。ほんとまじでほんとにいい曲だらけだから! とりあえず5曲聞いて!!!!!!!
ニコニコマイリスト ↓
youtubeプレイリスト↓
乙女解剖 / DECO*27
DECO*27 - 乙女解剖 feat. 初音ミク - ニコニコ動画
はい。「いまさらDECO*27かよ」「10年から何も進歩してねーじゃんプゲラw」とか思ったそこのアナタ。お前はDECO*27のなにもわかってない
伊達に10年間最前線にいるわけじゃないんだよ。10年間時代合わせて進化し続けたボカロPそれがDECO*27ってやつなんだよ。今年はほんとDECO*27の年って総括していいくらい良曲リリースしまくって実際ボカランとかみてもものすごい席巻してるけど、どの曲もナウなヤング(死)の深層心理にぐさぐさぶっ刺してきてて今一番殺意が高いアーティストだと思う。あまりにもぶっ刺してくるものだから脳内に女子中学生でも飼ってるのかと疑ってしまうよね。毎年女子中高生に転生を繰り返してるのかもしれない。
なかでもこの「乙女解剖」はすごい。言語能力失って卒倒するレベルにいい。開幕からエンジン全開で1サビ聞き終える頃にはもう完全に中毒ですよ。なにが良いかって聞かれたら全部良いって言うしかないぐらいだけど、強いていうならやっぱり詞がつよい。詞の攻撃力が高すぎて殺されてしまう。「乙女解剖で遊ぼうよ」って思いつけますか??? 神かよ
lielie / 獅子志司
開幕でDECO*27とかいう歴戦の猛者を紹介してしまったけど、新しい人も負けてない。この獅子志司の「lielie」を聞いてくれ。
ここ1年で頭角を現した人だけど、なんかすごい音のガツンとぶつけてくる感じじゃなくてオサレな音でじわじわ侵略してくるような感じなんだよね。最初聞いたときは「あ、これ好きかも」レベルだったのが、もう自分の中で今年のボカロ語る上で外せないくらいになってる。「lielie」はイントロから好きすぎて無事に自分の中で殿堂入りしました。
「うつけ論争」や「絶え間なく藍色」なんかもぜひ聞いてほしい。セルフカバーもめちゃいいぞ!
オートファジー / 柊キライ
オートファジー / 柊キライ feat.flower - ニコニコ動画
最近全然いい曲ないとか言ってる人は柊キライで殴りつけたい。このガンガン響かせてくるエレクトロスウィングを聞いてくれ。ラスサビの畳み掛けるとこすきすぎて100回ループした。
柊キライもここ1年で出てきた新人で、この曲聞くだけでダークでかっこよくて思わず聞き惚れてしまうような暴力性があるけど、柊キライの魅力は器用なところで、こんなかっこいい曲も作りながらすごく繊細でしっとりした曲も作れちゃうんですよ。「え、こんな曲も作れちゃうの」ってギャップでイチコロにされるんですよ!
中でも「ティアドロップス」はガチ。今ループできないなら絶対に聞かないでください。曲が良すぎて100%その場でループしてしまいます。
Gimme×Gimme / 八王子P × Giga
【初音ミク×鏡音リン】Gimme×Gimme【八王子P×Giga】 - ニコニコ動画
八王子PとGigaって時点でもう優勝です。よくないわけがないタッグ
なんといってもエロすぎる。こんなエロい曲作っていいんですか!! 逮捕しちゃうぞ!!
「吐息漏れる この唇を kissで塞いで」はい完敗。死因は曲が良すぎたことによる窒息です。
音が全部気持ちよくてクラクラするよね。調教も最強だしもう何も言えねえ。窒息してるし。
しかし大手ボカロPが人気出て界隈から巣立っていき、一抹の寂しさを感じる中、八王子PもGigaもこうしてボカロで新曲を出してくれるのがすごくうれしい。彼らほどボーカロイドを使いこなしているPはほかにそういないだろう。
青へ向かう / シャノン
去年から「シャノンはくる」と信じて言い続けてきたのだけど、無事に来ました。
例えるならハチの「WORLD'S END UMBRELLA」を最初に聞いたときのようなワクワク感がある。シャノンの曲はそこに世界があって、聞いてるとそこに引き込まれる。そしていつまでも浸っていたいと感じさせられる。
「青へ向かう」は特に独自色が強くて、先になにが待っているのか期待させられる曲だ。ぜひぜひぜひぜひ最後まで聞くべき。
オペ / 蜂屋ななし
Original, v flower/ オペ - ニコニコ動画
蜂屋ななしは底が知れない。ミクやGUMIのときの独特の調声はflowerでも健在で、特にサビの懸命で切ない感じは真似できない。カラオケでも無理。ボカロだから人だからとかそういう問題じゃなく、そのひたむきさが歌えない。真っ直ぐすぎて、愚直すぎて、必死すぎて。とてもとても表現しきれない。
曲のテーマ自体も今までの集大成のような感じでとても良い。救いの曲だよね。誰にとっても等しい救いの曲。そんなイメージ
Bメロからサビに向けて噴出するところ良すぎる~~~
DADARUMA / ろくろ
VOCAROCKでおすすめを聞かれたらろくろを推そう
音の展開のさせかたがわかってるんだよなあ~。遊び心に溢れてる感じがほんとすき。聞いてて自然とウキウキしてきませんか?
韻の踏み方もすごく気持ちよくてこういう曲は聞きながら歌いたくなるよね
落ち込んでるときも自然と気分を盛り上げてくれる大好きな一曲
IMAWANOKIWA / いよわ
IMAWANOKIWA / いよわ feat.初音ミク - ニコニコ動画
いよわの曲は頭の中で音がぐちゃぐちゃと駆け回る!
この雑然とした感じ良すぎない!?
一度聞いたら脳内に染み付いて離れない。そんな強い中毒性を持ったメロディ
この曲がすごいのはただバラバラでまとまりがないわけがなく、ごちゃごちゃしているのにすごく綺麗なんだよね。それがこれ以上やってしまったら壊れるっていうギリギリのバランスの上に成り立っていてその危うさにハラハラしながら聞き入ってしまう。気づいた頃には中毒ですよ
rabbit / john
johnってボカロPは今年彗星のごとく現れた新人で、何がすごいってデビューから1年もせずに15曲以上投稿してるその多作っぷりだ。しかもそのどれもこれもがすごくお洒落で粒曲揃いなんだなこれが。john曲だけでプレイリスト作れちゃうもん。しかもどれもほんとお洒落だからずっと聞いてられる。
ミクの舌っ足らずな調教が特徴的で洒落たメロディと絶妙なハーモニーを奏でていて耳に残りやすい。どれも良くて甲乙つけがたいが個人的にはこの「rabitt」を一押しする。これ聞いていいなと思ったら他のどの曲も好きになれるはずだ
TRIPPER / 缶缶
※youtubeは本人歌唱版
【MV】TRIPPER-トリッパー/初音ミク - ニコニコ動画
ここ一番に盛り上げたいってときに最適な一曲がこれ
元々歌い手の人だけど、ボカロ処女作でとんでもないのぶちこんできてくれた。えっ、良すぎない?
全体的にしっかり盛り上げつつ余韻がまたいい感じなんだよなあ。気分を高めるのに最適なナンバーでしょ
以降の楽曲にも期待しかないからどんどん評価してあげて!!!!
アンクローズ・ヒューマン / カジャ
カジャ・傘村トータ・ねじ式・cilliaによるwowakaの追悼ソング
wowakaという偉大なボカロPが亡くなった悲しみは言葉に尽くしがたいけど、こうして思いをつないで素晴らしい曲を作ってくれる人がいるのはものすごく喜ばしい。wowakaへの愛がつまっていて、wowakaに対しての様々な気持ちの奔流がそのまま歌になっている。wowakaっていう個人がほんと偉大すぎて多くの人にめちゃくちゃ大きく影響与えていて、それだけにみんなその早すぎる死を受け止めきれなくて、どうしても気持ちを表せれない中、この曲の存在はそれだけで救いだと思うんだ。
失敗作少女 / かいりきべあ・MARETU
MARETU - 失敗作少女 / 初音ミク - ニコニコ動画
これを神コラボと言わなければなにを神といえばいいのか
夢に描いたようなやばいコラボが実現してしまった。だってポップでダークな曲調に定評のあるかいりきベアとダークでメタルな曲調に定評のあるMARETUですよ。神と神じゃん。
こんなの聞く前から親和性最強ってわかるもん。最初からそういうユニットだったって言われても納得できちゃうぐらい相性バツグンのドリームコラボ。こんな曲他では絶対聞けませんよ!!!
i DO what i WANT / KIRA
【ミク English】i DO what i WANT【オリジナル曲】 - ニコニコ動画
おいおいこんなにかっこいい曲が日本人に全然聞かれてないってマジですか……
KIRAは海外のボカロPですでに海外では高い評価を得てるけど、ニコニコの方だと全然聞かれてないしボカロリスナーの間でもそんなに話題にならないのでもっと注目されてほしい……!!
いやほんと聞いてみて!! 同じこと思うから!! なんで日本人この人のこと知らないのって思うから!!!
これ以外にもボカロと思えないほどかっこいい曲だらけで聞いてて震える
カンケイナイトファンキー / ナナホシ管弦楽団
【GUMI】 カンケイナイトファンキー 【オリジナル】 - ニコニコ動画
あっ! なにこのかっこいいの!
こんなかっこいい曲作るの誰!? ナナホシ管弦楽団!?
いやいやナナホシさんってセンス溢れててすごいボカロPだけれど、それでもこの曲のかっこよさは飛び抜けすぎてない?
曲名の通りファンキーでなおかつスタイリッシュで、あまりのかっこよさに聞いてるこっちが恥ずかしくなっちゃうんですけど!!
衛星と潜水 / 404 (not found)
いまものすごく期待している新人がこの404です。
この記事書いてる現時点でyoutubeの再生数468回なんですけど、このうち10回ぐらい自分なんですよ。他の人も1度聞いたら10回ぐらいリピしてるはずだからこの曲100人にも聞かれてないわけですよ。
おい、みんな聞け!!!! 404の「衛星と潜水」を今すぐ聞いて100回リピートしてくれーーー!!!!!!
こういう全然聞かれてないのに「え、なんかすごくいいじゃん」って曲が見つかるからボカロ聞くのやめられないんだよ
壮大さを感じさせるピアノの音色が聞くものを圧倒するめちゃクールなサウンド
ラストリゾート / ayase
こちらも期待の新人。どこか哀愁を感じさせるサウンドがくせになるボカロPでこの人もかなり多作で一年の間に多くの楽曲を投稿してる。ほんとどれも良すぎるくらいなんだけどここはやはり「ラストリゾート」を推しておこう。
どこか物悲しくてやりようのないテーマなのに底に熱いものを感じる。生きてるって感じのする曲。ミクの調声も素敵。
忘却 / ちいたな
最近のボカロPときたらどいつもこいつも自作でアニメMVまで手をかけやがってよ……!!
ちいたなはIAやONEを好んで使うボカロPで、その透き通った曲調と綺麗で芯のある歌声が噛み合ってるんだなあ
この苦しいくらい切なくてに綺麗な曲調がすごく好きです。この路線で突き進んでほしい。
ヲズワルド / 煮ル果実
誰か一緒にこの世界を共有しましょう!
いやはや、この煮ル果実の作ってるのはもうただの楽曲じゃないよね。完全に世界じゃん。煮ル果実ワールドじゃん。イントロからアウトロまですきがなくかっこいい。「そうくるか!」って驚きに溢れたどこでも聞いたことのないようなメロディでありながら、ずっと前から聞き続けてきたかのようなフィット感がある。
ここ1年で一気にボカロの最前線に駆け上がってきてるけどまだまだこんなもんじゃないと思う。もっともっとこの世界を多くの人に聞いてほしい
深海の歌 / 青よりも青
ほんとここ数年でデビューした新人レベル高すぎだよね。この人も今年デビューしたてのボカロPですよ。10年前にこんな曲引っさげてきたら大騒ぎになってるってレベルの曲がぽんぽん出てさして評価されずに埋もれてるのがいまのボカロ界隈なんですよ!!
この曲のサビのスーッと広がってく感じ好きで。演奏も素敵で、ついつい聞き惚れてしまう。これはさすがにもっと伸びるべきでしょう!
スターリースカイ☆パレード / キノシタ
スターリースカイ☆パレード/音街ウナ・鏡音リンより - ニコニコ動画
かわいくて明るくて元気なボカ歌といえばいの一番にキノシタの名前をあげなければいけない。今年もあいも変わらずポップでキュートな曲をいろいろ発表してくれたけど特にこの曲がすごく好き。「ポジティブ☆ダンスタイム」の関連曲ということになってるけど個人的にはこっちのほうが好き。サビの音の遊び方とかすごく好きだし、寝ても覚めてもアゲアゲな感じがすごく前向きにしてくれて聞いてるだけでほんと元気が出てくる。MVのレベルもどんどん上がってるし、まだまだ応援していきたい
レインボースカンク / 雨の助
この曲定期的に聞きたくなってしまって困るんですけど、他にお困りの方いませんか?
目まぐるしく曲調が変わっていって、一言でいうと変な曲なんだけど独特のリズムが癖になるんだよね。歌詞も深いようで深くない感じだし、でも音はちゃんとしてる。気づくとふとした時にもう一度聞きたくなるんだよね。不思議だ。
シーイズリリー / 犀は火曜日、山羊は海
※youtubeは本人歌唱版
飛び抜けたセンスが隠しきれてない。
Aメロでちょっと静かな感じの曲と思わせつつ激熱なサビが印象的で、詞がまたいいんだこれが。特にラスサビ良すぎませんか??
「どうかその魅力(棘)はそのままで」ですよ。好き。
未確認生命TIME / ぱられゆ
ナユタン星人に影響受けてボカロPになった人もよく見るようになってきたけど、この曲ほどナユタン愛を全面に押し出してる曲はないだろう。ただたんにナユタンっぽく仕上げたってわけじゃなく、ナユタンを感じさせる要素を随所に散りばめつつ自己解釈を織り交ぜて、いわばナユタンへのファンレター。聞いてて嬉しくなってしまう。
特にラスサビ。永遠に聞いてたい。このラスサビの盛り上がりにはナユタン曲を聞いて盛り上がってる我々がいる。宇宙人とシンクロしてる。みんなで歌いたくなるような曲だ
ルーマー / ポリスピカデリー
gumi englishを使った日本語楽曲。英語の歌にように聞こえるけどよくよく聞けば日本語で歌ってるっていう不思議な感じを出すのに成功してる。楽しい。
めちゃくちゃお洒落でしっとりしていて、しっとりしすぎてるので作業用BGMとかで流れ出したら思わず手を休めて聞き入っちゃうからね。危険な曲すぎる。
しかし、こういう人間だと歌いこなすのが難しいタイプの曲が出てくるのはボカロならではの強みよね
ランウェイのファンタジスタ / TOKOTOKO(西沢さんP)
[初音ミク] ランウェイのファンタジスタ / TOKOTOKO(西沢さんP) by TOKOTOKO(西沢さんP) VOCALOID/動画 - ニコニコ動画
TOKOTOKOらしからぬすっごく大人なお洒落曲。こんな曲作れたのか……!
ただお洒落なだけじゃなく堂々としててかっこいい。なかなか聞かないタイプの曲。ファンキーなんだけどキリっとスタイリッシュに仕上げててこれは惚れる。一人でちょっとお酒でも入れながら聞きたいよね
チョコレートミルク / あぷえら
期待の新人と思いきや、浮遊感のあるサウンドに定評のあるAqu3raの別名義。そりゃいい曲なわけだ
Aqu3ra名義の「アイボリー」なんかもすごく良かったけど、こっちもまた系統が違っていて惹き込まれる。独特の浮遊感のあるサウンドは保ちつつ落ち着いた感じがとてもいい。
ラストサイレンス / メレル
このMV自作ですよ? ほんとこの人に限らず楽曲つくれるだけで十分すごいのに、絵描いてアニメ作って動画作ってマルチに活躍しすぎだし、それなのに評価が低すぎる
落ち着いたサウンドと大人びた調声のミクさんがマッチしていてすごく素敵な曲。全体の流れいいけど特にAメロの静かな感じ好き。
プレデター / ルワン
ああああかっこいい!! こういう曲好き!!
わかるでしょ? イントロ聞くだけでさ、もうこれ最高だって。サビで突き抜ける感じがもうたまんない
詞の乗せ方がバッチリで、こういう曲は自分でも歌ってみたくなるよね。サビの「満腹だっつーのに」とか2番の「宵のへべれけ」のとことかすごく好き。わからん? わかって
切っても切れない / S!N
「失敗作少女」に続きハサミ枠です。ハサミっていいよね…身近にあって、日用品なんだけど、なんかかっこよくて中二心をくすぐられる。要ハサミだ!
元々歌い手だけど、ボカロ曲はこれが初投稿ということらしい。そのわりには調教もしっかりしていて聞きやすいし、なにより音使いがかっこいい。演奏のレベルもめっちゃ高い
今後もどんどんボカロ曲発表してほしい。期待の新人である
あわよくばきみの眷属になりたいな / Peg
あわよくばきみの眷属になりたいな/鏡音リン - ニコニコ動画
ちょっとメンヘラはいった感じの曲多いけど、それはまあボカロに限らずちょっとした邦楽のトレンドなんで多少はね?
Pegもここ1、2年で出てきた新人だけど、心臓穿ってくるような歌詞が素晴らしいよね。綺麗な曲調と声でちょいダークな歌を歌い上げるさまが聞き手の心にクリーンヒットしてくる。特にこの曲はリンレンの声がきれいで聞きやすくていいよね
だめにんげんだ! / 薄塩指数
だめにんげんだ! / 薄塩指数 feat. 重音テト - ニコニコ動画
俗に言うメンヘラ系曲のトレンドも少しづつ移り変わって、最近はこういうみんなが身近で感じている不安に寄り添ったネガポジ曲が増えつつある気がする
すごくネガティブな歌詞なんだけどいちいち共感性が高くて「あ"あ"~~~わかる~~~」ってなるんよね。テトちゃんの歌声もマッチしてて良い
曲自体はポップだし、聞き終わったあとちょっと元気出る。そのちょっとの元気がいいんだよね
あの夏のいつかは / *Luna
MV - あの夏のいつかは / *Luna feat.音街ウナ & Rana by *Luna VOCALOID/動画 - ニコニコ動画
この曲はMVを見てください。MVのきらきらっぷりに圧倒されてください。すべてを浄化するきらきらです。
なにもかもが眩しくて、自分にはちょっと眩しすぎるくらいの曲なんだけど、一度聞いたらこの綺麗なMVと綺麗な音色が焼き付いて忘れられなくなってしまった。
コールボーイ / syudou
今年になって一気に人気を集めた今一番ホットなボカロPがsyudouだ
ぐわんぐわん揺さぶってくるような独特の音色がすごくよくて「ビターチョコデコレーション」がスマッシュヒットを飛ばしてるけど、個人的には「コールボーイ」が一番。
まず酒クズの歌っていうのがいいし、サビで入る合いの手がめっちゃ好き。ミクの声と絶妙に合ってるんだよね
デカダンサー / アオワイファイ
デカダンサー / 初音ミク - アオワイファイ - ニコニコ動画
心臓破裂するぐらいいいんだが??
この人もここ1年ぐらいで出てきた新人だけど、音の風格が新人じゃないんだが。こんなの聞かされたらテンションぶちアガるわ。ミクの調教もすごくいいし
ほんとみんな、人気になる前に! 今のうちに聞いておこう! はやく!!!
さあさあ
お前もどうだ?
果てぬミライのその先へ / たべっこ
果てぬミライのその先へ / たべっこ feat.初音ミク - MV by たべっこ VOCALOID/動画 - ニコニコ動画
最後におすすめするのはこれまた元気になれるボカ歌
爽やかで前向きでほんといい曲だから、これを隠れた名曲で終わらせないで、みんな聞いてくれ
特にギターがすごくつよくて好き。ラスサビのコーラスも最高。これまでとこれからに思いを馳せれる曲
いやほんとすいません、絞りに絞ってこの曲数なんです!!
ほんとはこの倍以上おすすめしたい曲あるんです!!
for meな曲って意外なところに埋まってるものだから、とにかく多くの曲聞いてみてほしいって思いはあるけど、実際あんまり曲聞かないって人が多くいるのもわかるから、せめて年1くらいはこうしておすすめさせて、そして聞いてみてほしい
おすすめしきれない曲はいつもはてなブックマークやtwitterで紹介してるので興味出てきたらフォローよろです! では!
http://b.hatena.ne.jp/nunnnunn/VOCALOID/
UnityでVRChatのボードゲームワールドを作成した記録 その1
ふと思い立ってVRChatでボードゲームが遊べるWorldを作成したのだが、情報がまとまってなくて苦労したので、少しでもあとから作る人の参考になればと思い自分がたどった過程を記しておく。
ボードゲームが遊べるWorldが作りたい
VRChatを常日頃から利用しているユーザーならばご存知だと思うが、VRChatにはボードゲームが遊べるWorldが豊富にある。VRでアナログゲームを遊ぶというのもなかなかに変な話ではあるが、ボードゲームをオンライン上で遊びたいという需要は常にある。そしてオンライン上で遊ぶにおいてネックになるのは、テーブルの用意だ。遠く離れた相手と対話するのは既存の通話ソフトにより問題なく行えるが、アナログで操作することを前提に作られたボード上のゲームを、オンラインでキーボードやマウスを通じて操作するのはやや操作性に欠けた。その点、VRデバイスならば擬似的な手による操作が可能になるためボードゲームとの相性は非常に良いと言える。VRだからこそ慣れ親しんだアナログの環境に最も近い状態でのゲームプレイができるのだ。
そして、これは作り手視点の話だが、実装がかなり容易にできてしまう。これがデジタルなゲームならば、そこに含まれるデジタル的な処理を再現するのにどうしてもプログラム思考が必要になり、実際に実装するためにはそれなりの知識と技術が必要になるだろう。しかしアナログゲームならばゲームのコンポーネントを作って置いておくだけでいい。特にゲームやプログラムの知識がなくてもできそうだ。じゃあ作ってみよう。となった。
Worldを作るために実際何をしたらよいか
作ろうとなった段階で、じゃあ何をしたらWorldを作れるのか、必要なものは何なのかの洗い出しを行う。
ちなみに作りたいゲームは決まっていた。
これがオリジナルゲームならゲーム内容の制作からしなければならないが、既存のゲームをVR上で再現するだけならばそのプロセスは不要だ。ただ代わりに権利者に許可を取らなければトラブルが発生する可能性がある。必要な作業が見えてきた。
最低限必要な作業
- 権利者に許可を取る。
- 必要なソフトをダウンロードする(Unity)。
- Worldを作成する。
- Worldにテーブルを用意する。
- ゲームに必要なカードを用意する。
- ゲームに必要なサイコロを用意する。
- ゲームに必要なコマやチットを用意する。
- 細かなWolrdの設定をする。
- WorldをVRChatにアップロードする。
よりシンプルに実装するだけならコンポーネントを置いただけでも遊べたが、実際遊ぶときの利便性のためにいくつかの機能の実装が必要だと感じた。今回作るダンゲロスボードゲームはカードとサイコロを使って遊ぶゲームだ。とりわけ、サイコロを振る機会がとても多い。追加で以下の機能がほしい。
やっておくことが望ましい作業
- 自動でサイコロが振れる機能の追加。
- 自動でカードをシャッフルする機能の追加。
- ボード上のタイル表示を切り替える機能の追加。
- ルールサマリーの完備。
ここまでやれば十全にゲームプレイができると考えた。ただより多くの人に遊んでもらうことを考えるならば、これだけではまだ不十分だろう。
やれればやっておきたい作業
- 自動でボード上を片付ける機能の追加。
- Worldのテクスチャを設定する。
- WorldにBGMを流す。
- 完成したWorldを宣伝する。
このように必要な作業を洗い出して優先度別に切り分けた。正直、経験もスキルもない何をしたらいいかもわからない状態からのスタートだったが、一つ一つのタスクを分けて見れば、なんとなくできそうな感じがしてくる。このタスクを一つ一つ実行していく。
権利者に許可を取る
ボードゲームの権利関係ははっきりとしていなく。デッドコピーとは至らないようなものであればカジュアルにコピーやwebツールが作られている。しかし、せっかく作ってからトラブルが起きるのは御免なので事前許可を得るのは大事だろう。実際に遊ぶ視点に立っても、権利関係をきちんとクリアしていることは安心感につながる。実際自分の周りだと、今遊んでいるゲームは違法なものではないか気にする人はそれなりに見かける。安心してプレイしてほしいので許可は取ろう。
今回は製作者がtwitterをしていたのでtwitterのDMで連絡を取った。ついでに画像のデータを頂けないか打診してみたらOKの返事を頂けた。これでゲームコンポーネントを作る際の作業量が大幅に減った。このように作業量の低減にもつながるのでダメ元で製作者に問い合わせはしておこう。
必要なソフトをダウンロードする(Unity)
VRChatのWorldはすべてUnityで制作する必要がある。そしてunityは対応するverのものでないとならない。今何のverに対応しているのか日本語で調べてもなかなかわからない。過去の記事を参考にしているとunityのverが違うという自体に遭遇しやすい。自分もそのせいで途中まで作業を進めてからunity自体を再ダウンロードする羽目になった。なお、この記事執筆時点での対応verは「Unity2017 4.15f1」だ。新しく始める人は気をつけていただきたい。
さらにVRChat関連の制作にはVRCSDKのインポートが必要になる。こちらは公式から最新版をダウンロードすればいい。
ダウンロードできたら新規プロジェクトを開いてVRCSDKをインポートしておこう。
以降の手順も含めて下記の動画が非常に参考になったのではじめてやる人は見ておくといいだろう。
Worldを作成する
実際にWorldを作成する段階では、すでにボードゲームWorldを作っているフレンドにアドバイスを受けつつ進めた。わからないことがあればすぐ聞けるし、なにより一人でやるよりずっと心強い。頼れるものは頼っていこう。自分も分かる範囲でならアドバイスできるのでこの記事を読んでわからないことがあれば気軽に聞いてほしい。
まずWorldに必要なのは床だ。先に貼った動画の通りにクリエイト3Dオブジェクトでplaneを選択し床を作る。サイズ感がつかみづらいが、床が狭いとゲームに集中できないので大きめにしておくといいだろう。
Worldにテーブルを用意する
クリエイト3Dオブジェクトからcubeを選び、長方体のテーブルにする。平面のボード上でプレイするゲームなのでテーブルの上にさらにplaneを設置し、ボードの画像をプロジェクト上にドラッグし、さらにplaneにドラッグする。これでplaneがボードの画像になる。
ゲームプレイ中にボードを切り替えたかったのでボードを切り替えるスイッチも設置。cubeオブジェクトを作ってinspectorにadd componentで「VRC_trigger」を追加。触ったら何かが起こるよって機能。「OnInteract」触ったときに、「AlwaysBufferOne」全体同期で、Actionsが起こるって設定。ActionsにはSetGameObjectActiveで切り替えたいボードを設定。operationをtoggleにするとそのままトグルスイッチになる。
ゲームに必要なカードを用意する
事前の洗い出しでカードを自動でシャッフルする機能があればよいとわかっていたので、どうすれば実装できるかフレンドに聞いた。おすすめされたギミックをboothで購入。500円。
【VRCギミック】カードシャッフルシステム ver1.2 - virtual-boys - BOOTH
自分で1から作ると数時間はかかりそうなので500円は安い。
しかし購入したファイルのプレハブをプロジェクトに設置したはいいもののシャッフルが正常に動作しない。なぜ? 少しして気づいたがStandard Assetsがインポートされていたなかった。Worldギミック系のプレハブは事前に他アセットの導入が必要になるものも多いようなのでこれに限らずギミックをダウンロードして入れる場合は仕様書にはきちんと目を通そう。
設置した時点ではトランプの画像が使われたカードが用意されている。まずカードのサイズを調整する。card内のItemオブジェクトをクリックし、右側のInspector内のscaleの数値をいじる。Itemの上のcardの方の数字をいじっても大きさは変わるのだが、実装する段階に置いて激しくバグったのできちんとItemの方のscaleを調整しよう。
Hierarchy内の「Item>visual>」にある「front」、「back」に直接カード画像をドラック&ドロップする。デフォルトの設定だと「back」の画像が上下反転している。これは「back」のRotationを180度回転させれば直るのだが、unityがよくわからない自分は裏面の全部の画像ファイルを180度反転させることで対処した。絶対にunity上で向きを変えたほうが楽なのだが、対処法を知らなくてもこのように力技で無理やり実装できるケースは多いのでとりあえず試してみるのは大事だ。
こうして1枚カードができあがればそのカードを元にコピーして全部のカードを作っていく。unity上の複製ショートカットは「ctrl+D」「⌘+D」なので覚えておこう。自分はカード画像の反転と合わせてphotoshopとunityを行き来していたのでショートカットの操作にかなり混乱したが最終的に慣れた。
山札が4つあるゲームなので、用意したカードは4つの山に分けた。特に設定をいじらずとも山さえわかれば山ごとにシャッフルしてくれる仕様だったのでここは楽だった。
ゲームに必要なサイコロを用意する
フレンドにサイコロ振れるようにしたいって言ったらプレハブくれたので設置した。持つべきものは友。role diceでdiceがアニメーションして1d6の結果がランダムに出る。
そして1d6から4d6を振り分ける必要あったので切り替えでサイコロの個数が変わるようにした。オブジェクトにさわると次のオブジェクトを出して消える仕組み。↓らへんのプレハブ参考に組み合わせただけ。
とりあえずworld作り始めたけどスイッチ使ったオン・オフとかどうやるのかとか、BGMの再生とかいまいちわかんねーなーって人用にめっちゃテキトーに使い方とprefabを入れたファイル置いておきます。
— ふぁず (@VRC_Fuzz) June 21, 2018
身内向けな上にクソ雑テキストです。このファイル名からお察しください。https://t.co/nA37xxLeMq pic.twitter.com/hBMnVuf0Wo
ゲームに必要なコマやチットを用意する
プレイヤーコマは後でチェスのポーン型にしようと思ったけど正方形を色分けしただけでも特に不都合に思わなかったのでcubeオブジェクト出して直接マテリアル変更しただけのものをコマにした。
ゲームで使うチップは円形にしようとしてcylinderオブジェクトを作ったらテスト時にバグって爆発四散したのでこちらもcubeオブジェクト。四角って最高。爆発しないし。
細かなWolrdの設定をする
いじった設定
・jumpの設定(デフォルトだとjunp不可)
VRChatの自作ワールドでジャンプさせるには「VRCWorld」オブジェクトの「Add Component」を押して「Scripts」→「VRCSDK2」→「VRC_PlayerMods」を追加して、「jumpPower」の値を0以上に設定すれば、アバターがジャンプできるようになります♥。( ^_^ )/ pic.twitter.com/PlYLhrACVg
— わびさび (@WabisabiApp) April 10, 2018
・衝突判定(コライダーの設定)
プレイヤーとぶつかって困るものは基本的にレイヤーの属性を「Walkthough」にした。
Layers - VRChat 技術メモ帳 - VRChat tech notes
・壁の設置
worldの隅に行っても落ちないように透明なオブジェクトにbox colliderを設定して透明な壁に
・オンオフできるミラーの設置(VRCSDKのプレハブ)
・光の設定(影はいらないのでオフに)
ここまでで最低限ゲームが遊べるworldができた。わりと簡単にできたので優先度が低かったタスクにも手を出していく。
ルールサマリーの完備
はじめての人でも遊びやすいように、ゲームに同封されている説明書の内容を少しだけ噛み砕いてサマリーを作る。Illustratorでパパっと作ろうとしたけど文章量が多くなってそれなりに時間がかかった。サマリーの制作だけで全体の作業時間の半分はかかったのでもしゲームコンポーネントの画像も自作することになったらかなりの時間がかかっただろうと思う。
文章ベタ打ちでもよかったのだけどちょっとだけ凝った感じに。そのわりに色もレイアウトも若干読みづらくなってしまったので反省。
worldにplaneオブジェクトで設置。枚数が多く全部設置すると場所を取るのでボタンで切り替えれるようにした。サマリーの横にボタンを設置し、「VRC_trigger」の「SetGameObjectActive」で切り替えできるように。
自動でボード上を片付ける機能の追加
ターン毎にトークンをリセットするのを自動でできるようにしたかったので、した。
VRC_SceneResetPositionを設定することで自動お片付けが可能に。ただ機能面の実装ではこの設定が一番面倒で時間かかったので本当にあればいいなくらいの気持ちで実装を試すのがいいと思う。絶対欲しいと思ってやると完成する前に詰む。
設定は以下の動画を参考に。動画みながら設定丸パクリするだけでなんとかなった。
Worldのテクスチャを設定する
worldの空の設定はskyboxというもので変えれる。unity asset storeから無料で良さげのskyboxをダウンロードして空の部分にドラック&ドロップ。
床やテーブルのテクスチャーも良さげな物を探して全部ドラック&ドロップで設定。簡単。
WorldにBGMを流す
さっきも貼ったけどこれ使った。
とりあえずworld作り始めたけどスイッチ使ったオン・オフとかどうやるのかとか、BGMの再生とかいまいちわかんねーなーって人用にめっちゃテキトーに使い方とprefabを入れたファイル置いておきます。
— ふぁず (@VRC_Fuzz) June 21, 2018
身内向けな上にクソ雑テキストです。このファイル名からお察しください。https://t.co/nA37xxLeMq pic.twitter.com/hBMnVuf0Wo
BGM自体はフリーのBGM素材サイトから。サイトの規約によってはクレジットが必要になるので規約の確認はしっかりとしよう。
WorldをVRChatにアップロードする
以下の動画を参考にしただけ。簡単。
完成したWorldを宣伝する
せっかく作ったので色んな人に遊んでもらいたい、なので宣伝をする。といってもtwitterで告知をするだけだが。
自分の経験則だと、少し大仰に「すごいものができました」ぐらいなノリの告知のほうが、知らない人も「なんかしらないけどすごいんだな」と思ってくれてRTしてくれる可能性があがる。あとはうざがる人もいるけどタグは大事。VRCの人はボドゲ好き多いので、ボドゲ好き界隈に捕捉されれば勝手に拡散される印象。
この先、DANGEROUS! 命の保証なし!!
— ぬんぬん (@numenunu) March 31, 2019
金玉を爆発させる能力vs性転換能力
マッハで走る能力vs眼球を自在に飛ばせる能力
異能に目覚めた魔人学生たちによる異能バトルボードゲームがVRChatを舞台に登場!
「VRC_dangerous!!」アップロードしました!ぜひ遊んでください!#VRChat #VRChat_world紹介 pic.twitter.com/wOBtzBTcH5
ね、簡単でしょ?
実際、思ってたよりすごく簡単で土日にパパっとやって2日間で作れた。ボドゲ好きの人はボドゲWorld自作して遊びましょう。
最後にほしいものリスト貼っとくのでなにかください。
VRChatに魂の綱を引っ張られている
VRChatが楽しすぎる。
毎日狂ったようにログインを繰り返してVRの世界に身を沈める日々を繰り返している。
VRchatはじめて一週間だけど毎日楽しすぎてプレイ時間1日平均10時間とか起動してるしそろそろログアウトボタン消失してVRに完全に取り込まれてもおかしくない
— ぬんぬん (@numenunu) January 26, 2019
たぶんセックスするまで出られないデスゲームとかが始まる
さて、前回の記事ではVRChatを始めて間もなく誰しもに訪れる幸福について書いたが、今回は自分の話を書こう。
VRChatには美少女になって頭をナデナデされるという喜びがあった。それは全人類共通の根源的な承認欲求が満たされる喜びであり、誰しもが抱くことのできるであろう最初の感動だ。それとは別に承認する悦びがある。美少女の頭をナデナデする喜びがある。これは単純に自分の性癖の話なのだが、強い承認欲求を持った相手に対面すると、その欲求が強ければ強いほど、歪んでれば歪んでいるほど、その強烈な承認してほしいというオーラにクラクラしてたまらなくなってしまうのだ。オートガイネフィリアとかオーダゴニストフィリアとかそういう存在に強い人間性を感じるのだ。他人を承認するのが好き。相手を認めてあげるのが好き。相手を承認することによって始めて自己の承認が得られる。
VRChatは様々なユーザーがいるが、深みにハマったヘビーユーザーは大体承認欲求が強い。自己を承認してほしいという欲求を隠そうともせずぶちまけてくる。天国かよ。他人の承認欲求を肌で感じられる。人によっては不快かも知れない。だけどそれがいい。ナデナデしたい。かわいがりたい。認めてあげたい。尊い。甘い。奔流する感情がたった2文字のシンプルな言葉でアウトプットされる。好き。好き。好き。
単純に面白いフィクションのキャラクターを知ったときに感じられるような喜びが毎日たくさん感じられる。そういう場所だ。だから毎日楽しくてたまらない。最高。そりゃ一日10時間遊んでも飽きないわけだ。
ただそうしているうちに少しづつVRに魂の綱を引っ張られているのを感じる。例えばフィクションのキャラに感じる好きは現実の好きではない。VR上の好きだってそれと同じはずだ。リアルのフィクションは違う、リアルとバーチャルは違う。リアルはリアル、フィクションはフィクション、バーチャルはバーチャルである。バーチャルの好きはリアルの好きじゃない、そういう好きではないと思う。しかし、VRで人のことを好きになると、どこで好きになっているのかわからなくさせられる。魂の境界がぼやけて、ただ好きという気持ちに耽溺して、何もわからなくなる。
つまりどういうことか。自分はVRChatで他人に優しくして、ナデナデしてメス堕ちさせて一方的に楽しんで、相手をキャラクターとして消費していたはずが、いつのまにかこっちがメスに堕とされていたのかもしれない。そうだ、好きな相手のことを考えるてる時、脳内回路がおかしくなっている、存在しないはずの乙女回路が動作しているのだ。好きで好きで好きすぎて頭がバグってる。バグだよ。おかしいよ。こんなはずじゃないんだよ。こういう性的嗜好じゃなくて、こっちからイジったりかわいがったりするのが楽しいだけなはずなんだよ。もう意味わからない。好き。好き。最近ずっと一緒にいる人がいて、一緒にいるたび楽しくて、好きが止まらない。
VRChatはすごく楽しいけど自己の境界が曖昧な人には危険なツールかもしれない。でも楽しい。好き。
VRChatで美少女になって頭をナデナデされるということ
はじめに言うが、自分はVRChatをはじめて間もなく、他の先行者に比べて非常に遅いスタートで、何の経験値も技術も知識も有さず、高価なVR機器も所持していない。特別なことなどなにもない、ただの1ユーザーである。
VRChatの技術的な側面だとか、クリエイティブな側面、コミュニティツールとして、ゲームとしての側面。その特性や経験から得られる知見などについて語る記事はすでに多くある。だからあえて今、何もない自分が語れることを、始めたてのどこにでもいる普遍的なユーザーがVRChatで最初に感じれることだろうエモーショナルを、とても小さな発見と大きな感動を、美少女の姿になって頭をナデナデされるということを、ここに書き記そうと思う。
先日知り合いの教えてもらいながらはじめてVRChatをやってみた。steamで無料でダウンロードできる。VR機器も高スペックのPCも一切必要なく、steamである程度ゲームができる程度のマシンであれば問題なく起動が可能だった。UIは全て英語だが、操作に難しいところはなく、英語なんてできなくてもなんの問題もなかった。
worldのメニューにはたくさんのworldが表示され、正直よくわからなくて混乱しかけたが、ありがたいことにかわいいキャラの画像が使われているworldを直感的に選ぶと美少女のavatarを配布するworldにたどり着けた。置いてあるavatarをクリックしてメニューでfavoriteすると自分は美少女になった。といっても視点はずっと一人称なため、たとえ自分が美少女になったところで実感は薄い。PCの前にいるのは紛れもなく自分であり美少女ではない。美少女のいい匂いもやわらかい感触も耳に優しい声音もない。美少女のスキンをかぶっただけのおっさんだ。ほとんどのworldにはmirrorが設置されていて、それを通して自身の姿を見ることはできるが、現実の自分を客観視できないようにVRの自分を客観視することもできない。
ただなにはともあれ、美少女の皮を手に入れることはできた。さてどうするか、話すのだ。VR“Chat”である。そう、これはChatツールなのだ。いろいろできるらしいけど正直なにもわからない。とりあえず感覚的にavatarの状態で他人と交流できることはわかる。人が多いworldにいく。外人だらけだ。なにをいっているのかわからない。日本語が通じる相手がいるだろうworldをsearchする。検索ワード[JP]、[japan]、[japanese]。なかなかみつからない。なるほど、検索性はあまりよくないようだ。twitterで検索をかけた。
VRChat観光ガイド (@GuidesOfVRC) | Twitter
紹介されたworldを検索していく。やっと日本語が通じる相手を見つける。最初のコミュニケーションを取るまでこれだけのプロセスが要った。「なんのためにこんなことをしているんだろう」そんなことを考えつつ、初対面の人と会話をする。初対面の人にいきなりこちらから声をかけるのは失礼じゃないだろうかなんて馬鹿なことを考える前に誰かから声をかけられる。『ハロー』『こんにちわ』『こんばんわ』挨拶を交わすと自然に会話が始まる。リアルのコミュニケーションよりずっと手早い。avatar同士のコミュニケーションはVRChatがはじめてではない。今日までずっと遊び続けているMMOやFPSゲームででもキャラクターを介したコミュニケーションを日常的に行ってきた。会話の内容も特にかわった話はない。適当な雑談をして、なんとなくで盛り上がったりする。まるでそう、MMOにログインしてゲームプレイをせずにひたすら仲間同士で会話に興じているような感じだ。そうして自分は、そんなどこか懐かしいような不思議と落ち着くコミュニケーションをする最中、頭をナデナデされた。
今まで自分が体験してきたバーチャルのコミュニケーションでも、バーチャルな身体の接触を伴うものはたくさんあった。ハグのモーションで親交を深めたり、キャラクター同士にキスをさせたり、互いに銃口を突きつけ合ったり。ナデナデはそのどれでもなかった。一人称の視点の先にたしかに話している相手がいて、その相手の手が自分の頭へ伸びている。あらかじめ用意されたモーションではなくHMDのトラッキングにより、相手が自由に手を伸ばして、思うままにこちらの頭に触れている。頭の上で手が動いているのがわかる。相手は微笑んでいる。自分はその時、たしかに可愛がられていた。美少女としてナデナデされていた。相手が、美少女の自分のことを、かわいいと思って触れる。そのプロセスが圧倒的リアルな感覚を伴って伝わってくる。「いったいなんで!?」「どうして?」そんな驚きがある。バーチャルの自分もそんな顔をしていたかもしれない。自分が可愛がられているという理解がある。理解してしまう。自分のことをナデナデしてくれている相手を見ることが、mirrorを覗き見るよりも強く今の自分の姿がどうなっているかを感じさせる。自分がいまどうなっているのかを理解する。その時、自分はたしかにVRで美少女になった。自分の遺伝子の中に眠る、美少女だった可能性の情報が刺激され、目覚めてしまう。自分の中に眠る美少女が揺り起こされてしまう。かわいいって思われている。愛されている。ナデナデされている。それらの情報が、本能に眠っていた自分の中の美少女によって幸の感情に変換されていく。うれしい。恥ずかしい。気持ちいい。複雑な感情が激動して綯い交ぜになっていく。バーチャル空間に生まれたエゴと自らのイドが対面する。なにを書いているのかわからないがつまりそういうことだ。そうだ、自分は美少女になりたかったんだ。
VRChatで美少女になって頭をナデナデされるという体験は強烈な感動を生み出す。この感動は大した用意も設備もなくともPCさえあれば、わずかな手間暇のみで味わえる。それが伝えられたのならば、この上ない。