オタクの男の娘になりたい願望は性別を超えるのか

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結局オタクは性別を超えれなかった。そして男の娘が生まれた。
男の娘は心地いい。なにせ、性別の壁がないのだ。壁を超えることを目指して、疲弊したオタクたちは男の娘という癒しにたどりついた。


以降、男の娘スキーは自分たちを戒めながら生きてきた。
性別の壁を超えるのを諦めた自分を、いつまでも中途半端なその存在を、自戒しながら、それでも男の娘に萌えて生きてきた。
男の娘は鏡であり男の娘萌えは究極の自己愛であった。男の娘スキーは自己を肯定する姿を戒めるという矛盾に苛まれていた。


男の娘を好きになるというのは、人として退化している。
生物の進化に逆らっている。
そしてオタクは次の退化のステップを踏む。
オタクにとって男の娘は輝かしかった。絶対に成し遂げられない願望を成就させたその姿はどこまでも気高くて美しかった。
オタクは男の娘になりたいと願った。
どこまでもオタクは罪深かった。