twitterでもうひとりの自分と同化する。

世界には自分に似た人が3人いるらしいが、twitterには自分と同じ名前の人がたくさんいる。


どーもぬんぬんです。名前を名乗る度に「ドーモ。わたしの頭はカラッポです」と言っている気分になります。
ひねりどころか何の意味もないようなクソネームなのに、時々「HNの由来はなんですか?」なんて聞かれてお前さあその質問で何か面白い回答聞けると思ってるの……っとまあそれはさておいて。
こんななにも考えないでつけたHNのせいかtwitter上だけでも同じ名前の人がたくさんいる。

あるぬんぬんはフォロワーにモテモテだったり、あるぬんぬんは絵がすごくうまかったり、あるぬんぬんはいじられキャラだったり。様々なぬんぬんがtwitter上に存在している。
ちなみに自分のことが言及されるときは検索避けなのか知らないがぬめぬめさんとか^0^/とかラ豚だとかドブ糞だとか書かれていることが多いのでぬんぬんでエゴサしても引っかからない。


自分ではない自分が我が物顔でtwitterでの活動をしているのだ。それを見た人たちがぬんぬんさんってこういう人だよねというぬんぬんでも知らない情報をばらまいていく。これはちょっとした恐怖である。その人の知っているぬんぬんはぬんぬんではなく、ぬんぬんのイメージは実際のぬんぬんとは違って、イメージのぬんぬんの情報だけがひとり歩きしぬんぬんを侵食していく。ぬんぬんかもう一人のぬんぬんかなんかもうめんどくさくなってきたから話進めるね。
とにかく一度別のぬんぬんの存在を知ってしまうとなにも知らないままぬんぬんでいられるのはなにか心地良くない。しかし、こちらから伝えても面倒くさいやつと思われかねない。というか同名という理由で他人にイチャモンつけるのは十中八九めんどくさいやつだ。


自分には他のぬんぬん達をただ傍観する他ないのか、そう思っていた時であった。数いるぬんぬんの中に自分と同じ行動をしているやつがいた。
先日自分が夏コミへ参加した時、そのぬんぬんもコミケに来ていたのだ。
同じ場所にいる二人の同じ名前の人物。
その見分けがつくものがいるだろうか。
古くから人は林に住んでるジョンさん、山のふもとに住んでるタロウさんなどといったように場所と名前で人を識別した。場所の情報は現代でも苗字などといった形で残り、人を識別するために重要な役目を担っている。
そう、場所と名前が同じであれば人は人を識別できないのだ。


これはチャンスである。この状況に紛れてもう一人のぬんぬんになりすませばいろいろな問題が解決する 気がする。
そんな謎の閃きをするが早いか、自分はそのもう一人のぬんぬんがフォローしているユーザーを全てフォローした。



予想通りもう一人のぬんぬんのフォローの中に既にフォロー済みの人はほとんどいない。フォロー連打である。



続々と帰ってくるフォロー。このもう一人のぬんぬん……いや、偽物ぬんぬんのフォロワーたちは自分のことを偽物の複垢かなにかだとでも思っているのだろう。真のぬんぬんはわたしである。




混乱する偽物のフォロワー。わたしが本物だ。



本人にバレる。




ぬんぬんのフォロー相手だけフォローすればよかったのにうっかり偽ぬんぬんもフォローしてしまっていたのだ。その上、フォロワーへの注意までされてしまった。完全敗北である。
向こうにとってはこちらが偽物だろう。違うんだ、自分は偽物なんかじゃないんだ、ぬんぬんなんだ。ぬんぬんなんだよ。うわ、やめ